吊巾止金具(つりはばどめかなぐ)基礎の形を作るための鋼製型枠(メタルフォーム・メタル・枠などと呼ばれています)を上下固定するための金具です。
建築や土木工事では丸鋼を用いたセパと同じ理屈から『セパ』とも呼ばれています。
鋼製で出来ているので丈夫な構造です。メタルの枠巾に応じて45㎜・50㎜の設定があるようですね!
セパの取付間隔はコンクリートの打設速度や打設高さ、幅などにより基礎専門業者さまが設置していきます。
コンクリートを打設してメタルが膨らまないよう施工されています。
写真の斜めに突っ張っている棒はサポートと言って型枠は基本、押して引いてまっすぐにラインを調整するためにバランス取って固定しているんですね。ちなみにこの写真の基礎は布基礎(ぬのぎそ)って言います。
アンカーボルトとは、木材や鋼材などの構造部材、または設備機器などを固定するために、コンクリートに埋め込んで使用するボルトのことです。
引張りやせん断に抵抗することによって、コンクリートに取り付けられた構造部材や設備機器が、分離・浮遊・移動・転倒することを防ぐ役割をもっています。
形状は、L型、J型などがあり、太さは、M12・M16・M20・M22までが住宅の主力品です。
長さや太さは住宅メーカーさまや家の構造計算上で様々あります。
材質は、一般構造用圧延鋼(JIS G 3101)のSS400・SS490、あるいは、建築構造用圧延棒鋼(JIS G 3138)のSNR400A・SNR400B・SNR490Bなどがあり表面処理は、素地(無処理)のものや、電気めっきや溶融亜鉛めっきを施したものなんかも販売されています。
アンカーボルトの引き抜き強度は、一般的に、アンカーボルトのコンクリートに接する表面積に比例し、深く埋め込むほど、また、太いアンカーボルトほど、引き抜き耐力が大きくなります。埋め込み長さは、一般的に、直径の35~40倍必要だそうです。
アンカーボルト(クランクアンカーボルト)
アンカーボルト(ホールダウン)
ホールダウンアンカーボルトは、基礎と柱を固定するための金物です。ホールダウンを入れることにより、地震の際に、縦枠と繋がる耐力壁が引き抜かれる力に強くなります。
家の四隅や開口部の多い箇所(柱が設置される場所)への補強部材として設置するんですね。
だから一般的なアンカーボルトよりも高額なので全ての箇所に入れることはありません。
もし現場を見られる機会があったらよーく見て下さい!
四隅なんかに他のアンカーボルトよりも長く飛び出した物がホールダウンなのです。