高品質・高生産製造管理システム『テツじろー』は、住宅用基礎ユニット鉄筋の製造過程における鉄筋のトレーサビリティ(製品の追跡可能性)をデジタル化し、さらにラインの流れをリアルタイムで表示できる進捗管理機能を併設したシステムです。
直接工(OP/職人)の職人技、すなわち「個人技」に頼っていた作業をシステムに依存させることで数万パーツある形状をすべて網羅し、それらの情報を工場内のTP(タッチパネルPC)を搭載した各製造マシン(スポット溶接機など)へ本社サーバーからネットワークで製造指示を行います。また、TPの動作は時系列でサーバへデータ送信され、生産のすべてをこの『テツじろー』システムにて掌握できる様になっています。
このシステムの導入により生産性・安全性をさらに高め、私たちキノシタ工業が目指す「高い品質と精度を持った製品づくり」を実現しました。
ここでは受注された物件1棟毎の積算(ユニット鉄筋の割付業務)を行います。断面数で1万パーツ以上をシステムに登録された製品メーカー様毎)を施主様毎の物件の形状に合わせて登録します。
メールまたはFAXにて受注
ここで積算された施主様毎の製品情報がボタン一つでサーバーに蓄積、製造向けタッチパネルPCへ変換され一斉に製造情報が社内ネットワーク及び外部固定IPネットワーク(遠距離)を通して発信されます。
割付図面作成
鉄筋製造メーカーより、15t~60tの鉄筋が日々入荷されます。搬入された納品書に記載されている鋼板番号をシステムの鋼番管理画面にて登録を行います。工場の作業員で、作業開始前に各工程のユニット鉄筋の構成(長さ、工程、設計情報)の再確認を行い、1次工程である切断G(全4台)へ一斉送信され瞬時に切断を開始することが出来ます。鉄筋長、径、数量に表示され、鋼板番号(鋼番)をタッチすると在庫リストより鋼番番号リストが表示され選択する方式を採用。
ユニット鉄筋構成情報
2次工程のスポット溶接機(全6台)にて前工程より仕上がった切断材料からメッシュバーを製造する。さらに所定の形状にメッシュ曲げ加工、またスポット溶接で製造出来ない形状を半自動溶接機を用いて製造。
曲げ加工
ここでは1棟毎にパレットで集積しQRコードをスキャニングする事により邸毎の設計数量をサーバーで確認しすべて完了した時点で完了となる。時系列も同じくデータ採取。溶接した鉄筋が本来持つ母材の強度を下回っていないか溶接点の付着強度が規定値を満足しているかロット毎に引張り試験、剪断試験を行い、各現場へ出荷。
カタログ(PDFファイル 9.0 MB)をダウンロードしてご利用いただけます。
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